「だから…なんだ?
お前に確認されなくても
分かっている」


霧夜の瞳に映る怒りは
紛れも無くあたしに
向けられたものだ



「金、権力は時に
人を豹変させる………」



菜智の言葉に
霧夜は目を見開いた