「いいのだよ 君のおかげで霧夜も やっと結婚を考えて くれるようになった 感謝しているよ」 繁信は髭を触りながら 笑顔を浮かべる 「………私も…… 嬉しいですわ 東宮へと嫁げるなんて 名誉な事ですもの」 菜智の言葉に、繁信は ご機嫌になり笑顔を浮かべた 霧夜は豹変した 菜智を驚いたように見つめる .