PRINCESS STEP



「誰にも負けない
あいつの一番になってやる
朔、力を貸してくれ」



菜智の言葉に
朔は頷いた



「もちろんですよ
……私で役に立てる
のなら喜んで」



朔と話しているうちに
天王寺財閥の豪邸の
前に着いていた