PRINCESS STEP



「送っていきます
ここからなら歩いても
そう遠くないですから

あの分だと私も
居た堪れないですしね」


朔は苦笑いを浮かべた


「……………………」


二人で何をしてるのか
どうしていつもみたいに
あたしを追いかけては
くれないのか…


そんな事ばかりが
頭を過ぎって
より一層気が沈む



「…………菜智ちゃんは…」



不意に名前を呼ばれ
顔を上げると
優しく自分を見つめる
朔の瞳とぶつかった