悠斗は一体何がしたいの?


分からない。
分からないまま今度は祐介からのメールを開いた。




今日休み?



サボりかよ?



何かあった?返事しろ
てか、電話出られない?



バイト行ってくるから
終わったらまたメールする



バイト終わった。
てかこれ何?放置プレイってやつ?マゾ女のくせにやるじゃん




いつも通りのぶっきらぼうな文章で、もちろん絵文字なんかない。
最後のメールはケンカ売ってる?な感じでさ……



でも心配してくれた、だからまずは祐介に連絡をしようって思った。


優衣に送信したみたく、当たり障りのない返事。


具合が悪かったとでも言っておこうか、なんて涙で熱くなった瞼を擦りながら考えた。


何度も打ち直して、どう誤魔化そうとか考えてて、悠斗の事……30万の事、それからどうしょうもない母親の事、そして父親に言われた数々の言葉、どれも知られたくない、なんて……必死になってた。


30万の返済が遅れる事を早く悠斗に伝えなきゃ、でも早く返さなきゃ。


心が苦しくて、上手く文字が打てない。