「なんか今日、聖、甘えただね」


後ろから抱きしめられながら肩に顔を埋める聖に言う。


「そぅ、ねぇこれからちょっと遠出しない?久しぶりにデートしようよ。」


久しぶり……?



「…………っつ」


急に頭痛がする。


聖が驚いて顔を見てくる。


「どうした?大丈夫?」


凄く心配そうな顔で。