「偶然通り掛かってさ、しぃ元気かなって思って合い鍵で入ってきちゃった。はい、ケーキ」 にこにこ笑いながらケーキを差し出す、彼氏の聖。 朝からケーキかぁ。 時間を見ると朝っていっても、もぅ10時。 聖とおはようのちゅぅをしてから、コーヒーを入れるために立ち上がる。 カメラを持ちながら私のうしろに来る。