「よし、じゃぁ自己紹介も済んだことだし、デートしよ、デート!!!」
由紀がテンションマックスではしゃぐ。
横目で聖を見ると、彼も笑っている。もちろん、俊くんも。
「どこいくー?」
「まだ決めてなかったのか」
俊くんと由紀の会話を聞きながら、聖という名前を考えいた。
私、聖って名前、どっかで………!あっ!夢だ、夢の中で………っぇとどんな夢だったっけ?
「じゃぁ俺、遊園地行きたい!!」
聖が提案する。
「いいね、今日平日だし空いてそう。バス停近くにあるよね」
由紀は俊くんの腕に自分の腕を組ませながら、歩きはじめた。



