□■君の隣■□


「よし、じゃぁ自己紹介も済んだことだし、デートしよ、デート!!!」


由紀がテンションマックスではしゃぐ。


横目で聖を見ると、彼も笑っている。もちろん、俊くんも。



「どこいくー?」


「まだ決めてなかったのか」



俊くんと由紀の会話を聞きながら、聖という名前を考えいた。



私、聖って名前、どっかで………!あっ!夢だ、夢の中で………っぇとどんな夢だったっけ?




「じゃぁ俺、遊園地行きたい!!」



聖が提案する。


「いいね、今日平日だし空いてそう。バス停近くにあるよね」


由紀は俊くんの腕に自分の腕を組ませながら、歩きはじめた。