□■君の隣■□



「しの!!!遅いよ!!!もぅ!!」


改札近くのコンビニの前で待っていた由紀が手を挙げて振っている。



「ごめんごめん、でも2分くらいじゃん。相変わらず几帳面なんだから。」


「当たり前じゃない。今日はダブルデートの日なんだから☆」


「だぶるでーと?」



コンビニから2人の男の人が出て来た。



由紀は2人に駆け寄り、何か話している。


そして私のところに連れて来ると、



「前に彼氏がいるって言ったでしょ?同じ大学の俊くん。あたしの彼氏なんだ。



で、しのも彼氏欲しいって言ってたから


ほら、俊くんの友達連れてきたよ。もちろんあたしたちと同じ大学。


はい、自己紹介して!!」