「せ……い………?」 優しく私の髪を触る仕種も、 照れ臭そうに笑う顔も、 聖なのに……? 聖なのに……!!! 「ぃやだよ……!!聖がいなくなっちゃうなんて嫌だよ!!!」 泣きじゃくる私の頬を触る聖の手は冷たかった 「………この先………しぃは沢山の人と出会って、恋に落ちると思う」 小さな声で、でもしっかりと聞こえる彼の声 「でも、俺はそんな中で、しぃの最高の彼氏でいたかったんだ。」