――― 私を抱きしめている聖の身体が冷たく感じた。 気づいてしまった。 「せ…ぃ…、私たち、死んじゃったの…?」 耳元でクスリと笑う聖。 「俺がしぃを死なせるわけないだろ」 ―――ていうことは、聖は私を庇って―――? ゆっくり身体を引き離す彼。 「もぅ全て気がついちゃったね」 じゃぁ私の前にいる聖は―― 「俺はもぅいかないと」