□■君の隣■□



心配している聖の顔


灰色のコンクリート



赤い………赤いコンクリート……?







「………ぁ……」


目を開けると真直に聖の顔があった。



うわぁ
私膝枕されちゃってるよ…


今更ながら恥ずかしがる私。



「朝から体調悪いよね?しぃ。ごめん、無理に遊園地なんて連れて来ちゃって。」





「ううん、私だって聖とデートしたかったもん。あっ、あのね、なんかさっきからフラッシュバック?みたいなことが起こるんだけど…」





「ん?」



聖は、私の身体を優しく起こさせながら聞いた。