心配している聖の顔 灰色のコンクリート 赤い………赤いコンクリート……? 「………ぁ……」 目を開けると真直に聖の顔があった。 うわぁ 私膝枕されちゃってるよ… 今更ながら恥ずかしがる私。 「朝から体調悪いよね?しぃ。ごめん、無理に遊園地なんて連れて来ちゃって。」 「ううん、私だって聖とデートしたかったもん。あっ、あのね、なんかさっきからフラッシュバック?みたいなことが起こるんだけど…」 「ん?」 聖は、私の身体を優しく起こさせながら聞いた。