その後は



少しずつチームができあがってきて



試合でも結果を残せるようになってきた。







最初からうまくいくチームはないからね。


みんなで悩んだ分、強いチームの絆で結ばれた気がした。








ただ一つ気になること。





なんかあれ以来



神崎先生と話す機会が減ったような…











『小春は神崎先生が好きなの?』
伊織がストレートに聞く。




伊織は『憧れてた』って 当初言ってきた割には




今は完全に 僕をいじって楽しむ(笑)







『はぁ?男なんか眼中にないよ。』




そうは言うものの


最近 女の人にときめくことはなかった。


考えることは
いつも神崎先生だったかもしれない。





『嘘だよ。でも神崎先生30才でまだ結婚してないって言ってたよ。』



『ふ~ん』





『しかも、神崎先生どこ大だか知ってる?あのT大学だよ!!凄くない?』





『T大学(;・∀・)?』




T大学って言ったら あの国立大学で日本で頭のいい大学じゃないか…!





『学歴よくても結婚できないんだね~。なんかあるのかなぁ』










僕は
神崎先生はどういう人なのか知りたいと思った。