抜き打ち『世界の主要50ヶ国テスト』で散々な目にあった後






麻里乃が言った。






『ねっ。』って。









『あの先生…苦手だわ。』







小春と麻里乃の意見は一致したが



他の子は



『えっ?いい先生じゃん。』

















確かに神崎先生の授業は好きだった。







もともと中学のころから飛び抜けて『社会』がよく出来てたからかもしれないケド






先生の教え方はうまくて


飽きなかった。






英語や数学などの
かったるい授業は寝ている子も



神崎先生の授業は
集中して受けていた。













授業以外に 神崎先生と関わることはなく








廊下ですれ違うと


きちんと挨拶してくれる。





そういうところはさすが体育会系の顧問をしているなと思えた。









でも
なんか…



あの独特な雰囲気が苦手で…。





初めて先生を見たときに独特な雰囲気を感じていながらも




すぐにはそれが苦手だって感じなかったんだね…。











まぁ



関わりないしい~や。