中3になり






最後の引退試合も 小春は力を発揮して





悔いなく終えることができた。









そして
受験シーズン…













小春は勉強が得意だったため





成績はそんなに悪くなく







努力次第で上も狙えると担任から言われたが








僕は全く志望校が決まらずモヤモヤした。









手当たり次第 学校説明会には行くけれど





なんか魅力が感じられない。











そうこうしてるうちに




夏が終わり




気づけば11月…








志望校届けもろくに書けず






担任からも焦らされ







どうしようかと思ったある日







とある高校見学に行った。








レベルは低くないが





学校の雰囲気もよくて





魅力を感じた。







そしてなんと言っても






夕方

こんな寒くて日がくれて真っ暗な中






ソフトボール部がわずかな明かりで練習していたのに






心奪われた。











もう高校ではソフトボールはやらないつもりでいたが







部員のほとんどが髪を刈り



大きな声を出して練習している姿を見て







ここでソフトボールをやりたいと




強く思った。















こうした小春はこの高校を志望校として








必死に勉強したのだった。