お願い。 やっと。 気づいたの。 「好きなの」 ずっと続くと思ってた。 そばにいることがあたり前すぎて。 高志のいない毎日なんて、考えられないよ。 あたしは体を縮こまらせて、高志の反応を待った。 なんか、怖い。 もし、このまま振られたら… 嫌な想像をしてしまう。 その時、腕を高志に引き寄せられた。 「ひゃっ」 「なあ、かがんで」 「へ? う、うん」 何がなんだかわからないまま、腰を折る。 すると――。