坂井さんたちが来るのは9時だったから私たちは先に食事をすることにした。


「クルミさん?」

「ん?」

「坂井さんのこと、どう思います?」

私は、ずっと気になっていたことを少し遠まわしに聞いてみた。
モヤモヤしたまま食事をしても美味しく食べられないと思ったからだ。


「そうだなぁ。真面目な人であることは間違いないよね」

「やっぱり堅物ですか?」

「あのメール見ても分かるよね。
なんかすごい優等生って感じ。絶対に学級委員とかやってそう。・・・もしかして生徒会長だったりして」