120秒の恋

「善は急げよ」

「坂井さんに送ったんですか!?」

「ダメだった?」

「ダメとかじゃなくて・・・」

「でもさぁ。私的な使用は感心しないなんて意外と堅物ねぇ。
エリートだから?」

「坂井さんに怒られてるし・・・」

「良いじゃないの。誘ってあげたんだから。
今夜は気合入れて行くわよ」


その夜、急きょセッティングされた私の歓迎会。

参加者は坂井輝之、坂井さんの同僚の三上徹、小松クルミ、そして私の4人。

私の恋が急に加速し始めた。