三ヶ月間、ずっと憧れ続けた人が、いま私の目の前にいる。

神様、
これって夢なんかじゃないよね。


「君、どうしてここに?」

「あ、あの、私・・・」

彼の問いかけに言葉が出てこない。

混乱状態の私を見てクルミさんが

「彼女、今日入った新人です」と言ってくれた。

フ~、助かるぅ。

思わず《貴方に逢いに来ました》って言いそうになっちゃった。

そうだよ。私は仕事でここにいるんだ。