傍にいるときは彼の顔を見続けるなんてことできないけど、遠くにいる分、ずっと見ていられる。

それにしても素敵だ。

あらためてほれぼれするよ。


彼、どんな声してるんだろ。


そんな夢見心地な気分も車内のアナウンスで現実に引き戻される。

も~。
いいとこだったのに。


彼が降りる。

私も電車を降りて彼を追う。


(この駅降りるの初めてだなぁ)


階段を上ると広いコンコースに出た。