背広姿のサラリーマンが駆け込んできた。

相撲取りのような大柄な男性で、走ってきたのか額には大粒の汗をかいていた。

強引に割り込もうとする巨体に押されて、彼が私のほうへ迫ってくる。


!?


彼が

私のすぐ横まで来た。


予想外の急接近。


心の片隅で彼と並んで通勤することを期待してたけど、

いざ並んでみると、

ガクガクガク

足が震えてる。