120秒の恋

4ヶ月の時間を取り戻すかのように、わたしは何度も彼の胸に自分の頬を押し付けて甘えた。



「おじさんが見てるぞ」

「ああ、そうだ」

わたしは振り向いて、

「おじさん、ありがとう!」と叫んだ。

おじさんは両手を振って答えると、車に乗り込んで帰っていった。



わたしと坂井さんは公園の芝生に腰を下ろした。

わたしは彼の横に座って彼の身体に抱きついた。

とても幸せだった。

彼にひたすら甘えた。