「ねぇ、里美。あんたこのままだと、また一人だよ」

親友の直子が言った。

「何がぁ?」


「決まってるじゃん。クリスマス」


「いいよ。別に」


「そんなこと言ってると、あんた一生独りだよ」


「大げさだよ。24ぐらいで」