数分後。チャイムとほぼ同時に担任の高城先生が教室に入ってきた。
先生が出席をとろうとしたとき、誰かが先生に質問をした。


「先生っ!このクラスに転校生が来るって本当?」
 

みんなが先生に注目する。


「おっ、もう情報が回ってるのか!早いなぁ。」
 
「…ってことは…?」

「ああ、実は―・・・お前らの言うとおり、今日からこのクラスに新しい仲間が増えるぞーっ」


―――――・・・・・・


「よっしゃぁーっ!!」


先生の言葉を聞いてクラス中一瞬にしてが騒がしくなった。
 

「先生早く紹介してーっ!」

「まあまあそんなに急ぐなよ。ちゃんと今から紹介するから。…じゃあ崎本、入っていいぞ」
 

みんなの視線が教室の入り口に集まる…。


――ガラガラッ。


「キャーッ」


ドアが開いた瞬間、女の子たちからの歓声が沸きあがった。