「夾くん、行っちゃったね。 迷子にならないかな?」 魅月は、 自分がついさっき迷子になったものだから、 一人別の場所へと向かった夾が 迷子にならないか心配らしい。 眉尻を下げて上目づかいにこちらを見上げてくる。 「ははっ。 大丈夫だろ。 というか、 夾は迷子になっても勝手に家に帰ってるだろうから。」 そんな心配しなくても大丈夫と、 小さい魅月の頭を撫でてやると、 花のほころぶ様な笑顔でうんっ!!と言ってきた。 我が妹ながら可愛らしい。