「いってきまーす!!」 「おい、魅月。」 「なぁーにー。」 たったったっと廊下を駆ける ちいさな足音を引きとめたのは 昴の弟である黒瀬夾(クロセ キョウ) 「これ持ってけ。」 ポイッと投げられたのは いちごミルク味の飴だった。 「うわぁ!ありがとう夾くん!!」 「さっさといかねぇーと遅刻するぞ。」 「あっ!!じゃあね!行ってきます」 「おぅ。」 これがいつもの黒瀬家の朝の風景だ。