5歳児少女の育成日記


「はぁ?何で俺が」

本気で嫌そうな
顔をした夾は、
目の前にいる
小さい頭に目を付けた。


「おい、魅月。」


「魅月はただいま、
おこもり中にて
返答は不可能であります。

たいちょー!!」


「よし。
それだけしっかりした
返答が答えられるなら
大丈夫だな。

人格はおかしいが」


魅月はいまだに
持っている本を
黙々と読んでいるのだが、

夾は自分の為に
妹をパシリに使った。

「お前、答え教えるから
俺の代わりに書いてこい。」


ひらがなも覚えたての魅月に、
鬼のような所業だった。