その声と同調するように、 下からの熱い視線を感じる。 「あぁ、そうだったな。 おい、黒瀬。」 「はっ?」 佐野が呼んだのは授業態度は とことん最低なくせに、 テストの点数はいつも上位という 黒瀬夾だった。 全員、(勿論夾も例外ではなく) この話と夾がどのように関係するのか、 全く分からず、只夾を 見つめるだけの形となった。 夾も、いぶかしげに 佐野を見ながら睨みつけている。