5歳児少女の育成日記


その声と同調するように、
下からの熱い視線を感じる。

「あぁ、そうだったな。
おい、黒瀬。」


「はっ?」

佐野が呼んだのは授業態度は
とことん最低なくせに、
テストの点数はいつも上位という
黒瀬夾だった。

全員、(勿論夾も例外ではなく)
この話と夾がどのように関係するのか、
全く分からず、只夾を
見つめるだけの形となった。

夾も、いぶかしげに
佐野を見ながら睨みつけている。