佐野は、 「まぁ、これも何かの縁か こんな小さい奴、 ほっとくのもなんだしな」 とかなんとか、かんとか ブツブツ言い、 魅月の頭を一撫ですると 「来いよ、黒瀬妹。 あいつの妹となりゃ、 ほうっとくわけにもいかねーしな。 俺がお前の兄貴のところまで 連れて行ってやるよ。」 バサッと白衣を翻し立ち上がり、 お兄さんは魅月に手を差し伸べてきた。