誰かの鳴き声が聞こえる 翔君にかつってお兄ちゃんと やくそくしたのに・・・ 翔君にもかつっていったのに・・・ 魅月は後ろを振り返り、 こけた子に手を差し伸べてあげた。 「大丈夫?」 視線を合わせるためにしゃがむ魅月に、 「泣くだけじゃ始まらないし。 さっさと走れば?」 と冷たく言い切る翔 「翔君はつめたいよ。 そんなふうにいわなくてもいいじゃん。 だいじょうぶ?はしれる?」 手を差し伸べる魅月にコクンとうなずくと、 その子にペースを合わせながら 魅月も翔も走っていった。