女の子達……今日もすごいな…。
瑠希は私の視線が騒いでる女の子達に向いてるのがわかったのか、小さくため息を吐いた。
「朝から元気だよねぇ〜…。まじ疲れないのかって聞きたいわ…」
うん、同感です。
「ほんとにさぁ〜…。晴日超可愛くてモテんだから、千早じゃなくたってすぐに彼氏できるよ?」
そんなこと…別に嬉しくも何とも無い。
それに、
「……あたしは…彼氏がほしいわけじゃないよ。」
彼氏って関係がほしいわけじゃない。
別に、他の子が羨ましいなんて思わない。
捻くれてるとか言われてもいいよ。
だって、好きでもない人と付き合ってどうするの?
……笑えるの?その、未来は。
「いまは千早以外考えられないよ。」
…ほんと、だよ。
例え、もし。
今、彼氏がほしいんだとしても
私が隣にいてほしいのは、千早だけ。

