…えーと。




今なんか…




おかしいとこありませんでした?







「…っっっはいはいはいはいい――――!!!!!!」



「「うおっ!?」」

「「わあっ!!」」




勢いよく机に手をついて立ち上がり、右手を真上に上げて叫んだ。


そんな私を、クラスの皆は驚いた様子で見ていた。





「晴日…なに、どうしたの?」



どーしたもこーしたもありませんよ委員長…!!!!




委員長の不思議そうな瞳を、私は容赦無しに睨み付けた。




「なんっっであたしがリレー出るって決定してんの!!??」



腹の底から声を張り上げてまた叫ぶと、委員長は一度きょとんとしたあと、すぐに平然と口を開く。





「なんでって…あんたが女子の中で一番速いからに決まってんでしょ。」



「決まってないでしょ!!!!」




何だそれ!!


初耳だよそんなの!!





「あたしの意見は!!!?」



「拒否権は無し!!!!」





ちょっっとお―――!!!!