そんなこんなで、私は真理奈にもう秘密がすべてなくなった。
...津川君の事以外。
真理奈にばれたら、絶対怒られるんだろうな~。
そんな事を考えていたら、一階から、
「二人とも~朝ごはんできたわよー!」
真理奈のお母さんの声が聞こえてきた。
私はもう学校へ行く準備もして身支度も終えたんだけど、
真理奈は相も変わらずベッドへ寝そべって、だらしない鼾をかいている。
こんな姿、とてもじゃないけど山川君には見せられない...。
ん、あれ...?
そういえば、真理奈...この前山川君の家泊まったって...。
だとしたら、真理奈...この醜態を山川君に見られてるんじゃ...?