そんな日もあっという間に過ぎ、リオと出会ってから5日目の朝。


あれから、真理奈は、あたふたしながらも、優しく事情を聞いてくれて...


私はこれまであったことすべてを話すことができた。


あの屋上から突き落とされた事は伏せて...


「へ~。そんなことがあったの?でも、私の彼もそんな事言ってたけど、最近流行ってるわけ?」


「.....へっ!?」



ど、どういうこと!?


「自分は悪魔だって言って、不思議さを強調する男が多くなったのかしら?」


「真理奈の彼...や、山川君も自分の事悪魔って、言ってた...の?」


「うん。最初はホントに信じてなかったんだけど。なんか、能力とかあるみたいで...最近は信じつつあるんだけどね。」


能力...?


「えっと...私は、そんな事聞いたことないけど...。」


「うーん...。まあ、今日はとりあえず寝ましょう?

.....でも、愛梨もやっと乙女らしくなってきたわね。彼に1日会えないだけで泣いちゃうなんて。」


それから寝るまで私はずっと真理奈にからかわれましたとさ.....。