「あ、あのね、真理奈?今日から3日間、リオどっかに出かけてるから、いないの...。」
「あ、そうだったんだー?どうりで愛梨いつもと違うと思った。」
その真理奈の言葉に、私は疑問を露わにする。
だって、今朝の黒猫の事とかもあって、私は今どちらかというと、
リオに怒ってるんだよ?
「なんか、寂しそうな顔してたよ?.....ってか、今もしてる。」
真理奈の指摘に、私は...俯くしかなかった。
さっきまでの怒りは、もしかしたら...
「ま、その話は後にして...愛梨、今日うちに泊まってかない?」
「...え!?いいの!?...山川君は!?」
「今日は、こないよ?...だから、遠慮せずに!!」
「.....分かった。ありがと、真理奈。」
私がそう言うと、真理奈は優しいほほ笑みを返してくれた。


