「そ、そんな事言われても...。」
私はうろたえながらも、今までの事を思い出してみる。
.....リオは、いつの間にか、
私の中で“特別な存在”になってたんだね...。
最初は半信半疑でだけど悪魔だという事を信じて、
でも、今はリオは人間なんじゃないかと思ってる。
あの時からもう、リオは.....
「愛梨、愛梨!!何ボーっとしてんの!?」
「ボーっとなんかしてないよ!!」
それから真理奈は、少し穏やかな顔になって、
「愛梨...恋に、人を好きになることに、時間とかそういうの、私は関係ないと思う。」


