「愛梨ってば、さっきまで何してたわけ!?」
「え...図書室行ってただけだけど?」
すると、真理奈はため息をつきながら、
「どうせ津川にでも捕まってたんでしょ?」
「え!?なんで分かるの!?」
私が驚いていると、真理奈は“当然でしょ?”という風な目で私を見ながら、
「だいたい想像つくわよ。愛梨、隙ありすぎるから...。」
と、最後の方は少し悲しそうな目をする。
私は理由を聞こうかとも思ったけれど、
何となくそういう雰囲気じゃなかったので辞めた。
「それよりさー、愛梨さ、この前の彼とは、どうなってるわけ!?この際、ちゃんと関係はっきりさせてよ!!」


