.....その日の昼休み。
私は、真理奈とお弁当を食べてから、
ちょっと用があるからと、図書室へ向かった。
用というのは...猫の事。
朝からずっと考えてたんだけど、結局図書室で調べることにした。
動物のジャンルにあると思うんだけど.....
「あ、あった!!」
思わず声に出してしまったけど...周りに人がいなくてよかった。
すると、急に誰かに肩を叩かれる。
「.....津川君!?」
「やあ、矢神さん。」
津川君は爽やかな笑みを称えた後、私が手に持っている本に注目する。
「.....猫の飼い方?矢神さん、猫飼ってるんだ?」
「あ、えっと...知り合いの猫を預かってるだけなんだけど...何をしていいのか分からなくて。」
「良かったら...教えてあげようか?...いや、是非教えさせてほしいな。」


