悪魔な彼と甘い恋





「ただいま~。」



いつもの癖で、家に誰もいないのに言っちゃった...

けど.....今日は、



「お帰り、愛梨。」



柔らかく微笑む、リオの姿があった。



「あ、うん。」



いっつも、誰もいなかったから、当然“お帰り”なんて帰ってくるはずもなくて.....



.....だからかな?



リオの“お帰り”を聞いた瞬間、

胸がほっこりして、温かい気持ちになった。