悪魔な彼と甘い恋





日当たりのよい場所に腰をおろした真理奈は、

素早くお弁当を準備し、食べ始めた。



「んー!おいしい!!」



真理奈があんまりにもおいしそうな顔するもんだから、さっきまでの不安も消えて、

安心して私もお弁当を食べる事が出来た。



.....すると、私より先に食べ終えた真理奈が、



「愛梨、そういやさ...C組の担任の莉奈先生、結婚するんだって。」


「へー。」


「そんでさ、今妊娠してんだって。」


「...えー!?」



ってことは...


「近々、学校休むことになるらしいよ。」


「そう...なんだ。」



莉奈先生、女の先生の中では、私一番好きだったんだけどな...。



「そんなに悲しそうな顔しないでよー!?愛梨には私がいるじゃん!」


「うん。ありがと、真理奈。」




今久々に、真理奈が私にとって大事な親友だという事を自覚したよ...。