私と真理奈が、学食へ行こうとすると―――


「あら、ごめんなさい。」


神奈さんだ。


「ちょっと....さっきのわざとでしょ!!」


すかさず真理奈が神奈さんに言う。


でも、神奈さんはそんな真理奈に目をくれることなく私の方へ鋭い視線を向ける。



「.....絶対許さない!」


その言葉には、激しい怒りと憎しみが込められていた.....。


真理奈は憤慨しながら


「ったく.....。勘違いだってのに。しかも津川から寄ってきてるんだし!!」


「うん....。」




取り敢えず、学食にはいかずに、購買でパンを買って屋上で食べることにした私達。