「寂しかったんだからぁ...!!」
そう言うと私は、リオにもっとギュッと抱きつく。
そんな私にリオは...
「やっと本心言った。愛梨はホントに意地っ張りなんだから...。」
そう言って、泣きながらリオに抱きつく私を一旦自分からはがして、
私のおでこにチュッ...と、軽いリップ音を出してキスをした。
む...このままだと私、
リオにされるがままじゃん!!
リオの事をホントはカッコいいって思ってるはずなのに、
ドキドキして、もう苦しいぐらいなはずなのに、
こんなこと思ってしまう私は、やっぱりリオの言うとおり、
意地っ張りなのかもしれない。
だけど...
まだ抱きしめてた時の手を離してないのは、
些細な私の感情表現。
気付いてもらえないかもしれなけど、
でも、もう少し...


