それから真理奈も、やっと起きて...

真理奈のお母さんが作ってくれたおいしい朝ごはんを食べ、学校へ向かった。



「今日こそ、アイツついてこないでしょうね。」


「...アイツって?」


「津川に決まってんじゃん、バカ愛梨。」


バカって...そこまで言う?


そこで、私はふと思い出す。


昨日はいなかったけど、今日は...


「真理奈、ちょっと先に言っててくれる?」


そう言うと、私は慌てて自分の家へ向かう。


「え、ちょっと...愛梨!?」


そんな私を、真理奈は立ちつくしたまま、困惑顔で見つめていた.....。