ここまで来てようやくあたしは事態を理解できた。
突然連れてこられたこの部は男子禁制
瑠璃は隣でニコニコしてる。

そう、瑠璃は・・・超男嫌い
中学の頃に男子絡みでよく女子からイジメに遭ってたんだ。
だから、今では男子と喋ることなんて1度もない

はぁ~・・・とため息をつきながらご機嫌な瑠璃に向かって呟く。

「瑠璃、いつまでも男嫌いだったら

王子様探しなんてできないよ。」


「そりゃぁ・・・そうなんだけど~」

瑠璃が人差し指で遊びながらプゥ~と顔を膨らませる


「さくらがいてくれるからいいもんっ♪

さくらはあたしの王子サマ~☆」


でた。
もうっ本気で王子探す気あるのかなぁ・・・

そーいや、さっきもらってた誕プレも
きっと全部女の子からなんだろうなぁ

瑠璃らしいって言えば瑠璃らしい・・・か。