あたしの見間違いなのかもしれないけど、瑠璃の顔が赤い。
「瑠璃って・・・伊達くんのこと好き?」
「なっなっなっわけないじゃん!!」
急に動揺してる。
やっぱ好きなんじゃん・・・
「なんであたしが敦司のこと・・・」
「敦司って呼んだー。」
「いやっそれはっ・・・さくらだってヒロキくんのこと呼び捨てじゃん!!」
「でも~瑠璃が呼び捨てってなんかレアだよね~?」
「おさななじみだからっだよっ」
暑い・・・と言って窓際のほうへ行ってしまった。
まぁあたしも逃がすわけないんだけどね♪
「瑠璃の家って~伊達くんのお隣なんだよねー?」
「そー・・・だよ。」
ずーっと外に顔を向けている瑠璃
「幼なじみってさぁ物の貸し借りとかよくしない?」
「するよ。」
賭けのつもりで言った言葉に瑠璃が乗った
「でも、なかなか毎回貸し借りできなくない?」
「そーなんだよね・・・聞いてっこの前敦司の家に行ったら今忙しいとか言われて追い出されたのっ!!」
「へぇ~・・・」
あれ?瑠璃って男ダメなのに・・・意外にも家に行ったりするんだ。


