サクラノヒメゴト


「じゃぁ

もう大丈夫・・・だね。」

下校しなくちゃ・・・と呟きながら
靴箱の方へ向かっていく。

「あっ・・・!」


やっぱり、気になるものは気になる。

とりあえず俺は引き止めることにした。




「あった?」

「すみません・・・ドア閉めていただけますか?」

「あっ・・・ゴメン。」


忘れ物なんか無い
ただ俺は事実が知れたらいいだけ。


脅すつもりなんかねぇけど
カツラっていうのがな・・・


そんな俺の気持ちにも気づかず
窓の方でポケーっと外を眺めてる


今だな・・・・