サクラノヒメゴト



「おーいっ拓海!!」


結局、屋上までついて来やがった。


「なんなの?龍?」


「だから~久しぶりの再会だろ♪」


「どーでもいい。ってか喋りかけてくんな。」


「だって、あんなに拓海が紳士ぶってたら
吐き気するし俺。(笑)」


ゲラゲラと俺を茶化してくる。
だから、嫌だったんだよ

親友に会うのは。


「はぁ~・・・龍。
絶対余計なこと言うな。」

「えっ何?
余計なことって?」


・・・・分かってんだろ


「だから、俺のことペラペラ喋るなっつってんの。」

「へぇーこの学校にいるんだー

『さくらちゃん』(笑)」

「はっ?そんな話してないだろっ」

「否定しないんだー」


うっ・・・相変わらず勘がいいやつ


「とにかくっ何も喋んな。」

「ふふっ

じゃあ拓海は俺の言いなりだな。」


「・・・・はぁ~。」


Sな所も変わってねぇ・・・