サクラノヒメゴト



キーンコーンカーンコーン


「あれ!!あのカッコイイのが転校生!」


休み時間のたびに女が見に来る
だりぃ。うるせー・・・


「黒崎くん。何かわかんないことあったら
言ってね」

「ありがとうございます。」

俺が微笑みながら礼を言うと
顔を赤らめて女子は消えてった。

お世辞だから。
紳士みたいに接してやってんだから
面倒なことすんなよ。



「よっ!転校生!!」

また来やがった・・・
次は誰だよ

「・・・・・」

「久しぶりの再会なのに
無言はねぇだろっ」


俺は黙って席を立つ


「ちょっ・・・待てって!!」


はぁ~何なの

うざいしシカトだ。