「・・・・・っ」


橋本には聞こえないように涙を漏らす

いや、聞こえているけど見てないフリをしてくれているのかもしれない。



『彼女』は生きてた。

大きく成長して・・・



「橋本、このあたりの学校を調べろ。
早急に、だ。」


「かしこまりました。拓海様。」



すぐに彼女は人ごみの中に消えていった。
1人の女の子を連れて。