「竜恩寺さまのお子様、意識不明らしいわよ。」 「あの子、どーなるのかしら?」 「やっぱり槇田様が引き取るのじゃないかしら? 親戚なんでしょ?」 「でも、うわさでは・・・・」 ここからは覚えていない ただその後すぐに 『さくらちゃん』が入院している病院へ向かって ちっとも動かない『さくらちゃん』を泣きながら 見つめただけだった。 これが永遠の別れとは知らずに・・・